馬場馬術とは?

乗馬

馬場馬術は馬術競技の一つで、馬をいかに正確かつ美しく運動させることができるかを競うものです。

馬場馬術の演技は定型の馬場で1騎ずつ行われます。定められた経路により、例えば「C点からS点でパッサージュ、S点からK点で伸長速歩、K点から再度パッサージュ」といったように定められた歩様、歩度、運動課目で図形を描いていく、フィギュアスケートの以前の規定のような種目と、所定の課目を音楽に合わせて自由に組み合わせて行う自由演技とがあります。

オリンピックやワールドカップなどでは、団体は規定のみ、個人は規定および自由演技の双方で競われる。全日本馬場馬術大会では、グランプリのほか、より競技難易度の低いインターメディエイトI馬場馬術競技、セントジョージ賞典馬場馬術競技などの競技も「全日本」のタイトルをかけて競われています。

それぞれの運動課目を調和を保って正確に行うだけでなく、馬が活発な前進気勢を保ちつつ緊張感なく従順、柔軟に運動を行っており、騎手の意のままに従いつつも、ごくわずかな扶助に応じている結果、あたかも馬自身の意思で運動しているかのような印象を与えることを求められる、人馬一体の競技です。

ドレッサージュは元はフランス語で、調教を意味する。高等な馬場馬術は、曲芸を仕込むように運動を記憶させるだけでは行うことができず、馬体の背中など必要な場所へ柔軟な筋肉をつけ、脚を中心として関節の可動域を大きくしていく必要があります。これには数年間にわたる入念な調教が欠かせず、競馬では2歳馬競走などもあるところ、オリンピックなどでの上級馬場馬術は8歳馬以上でないと出場資格を得られません。

馬場馬術の目的は馬のため?

「馬場馬術の目的は調和のとれた調教により馬を幸あるアスリートに育て上げることにある。その結果、馬は沈着で、関節の柔軟性や伸び伸びとした前進性、筋肉の柔軟性といった数々の上達を見せ、騎手の指示に注意深く敏捷に従い、自信に満ちた演技を見せるようになる。そこに人馬一体の妙技ができあがってゆく。」

と国際馬術連盟『馬場馬術競技会規程』は、馬場馬術の目的を上記の通り定めています。

乗馬ってユニフォームはあるの?

オリンピックやワールドカップ級の上級の大会では、黒または濃紺の燕尾服、トップハット、白またはオフホワイトのキュロット、ストックタイまたはネクタイ、手袋、黒の乗馬用ブーツおよび拍車を着用しなければなりません。中級の大会では、乗蘭、ボーラーハットの着用が認められています。競技課目ではインターミディエイトより難易度の高い競技で燕尾服着用とする例が多くあります。

また軍人、警官、騎兵学校の学生等は制服を着用することもできます。